住宅は、固有の家族が日々を憩い、長い年月をそこに暮らす生活容器でもあると考えます。そのためにまず、地震や風雨などの自然災害から身を守り、長く健康に住み続けられるように、丈夫で(安全性)長持ちする(耐久性)ものでありたいと考えます。最近のシックハウス被害に見られるように、夢のわが家が心身を蝕む等は論外です。
シックハウス被害にあわないためにも、自然素材を生かした家をお勧めします。この住宅は、ベタ基礎二重スラブの基礎に主要な骨組みを鉄骨の耐震構造としながらも、他の大部分の骨組みと内装に桧等の無垢材を使用、クロスは珪藻や紙・布製にして調湿性とシックハウスへの対処を行いました。